【おがみ山公園展望所】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet
おがみ山公園目次
- おがみ山公園 見どころ
- おがみ山公園 大島紬
- おがみ山公園 展望台
- おがみ山公園 標高
- おがみ山公園 記念碑
- おがみ山公園 アクセス
- 関連情報
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おがみ山公園 見どころ
おがみ山は、昔から奄美の人々に信仰の対象とされ大切にされてきた山です。
今でも、地元の人々や観光客が訪れる旧名瀬市の憩いの場です。
おがみ山公園は、展望広場からの眺めもさることながら、遊歩道の木々も素晴らしい癒やしを与えてくれます。
入り口から展望台広場に向かうには、遊歩道を通る道と、階段を登る道の2つがあります。私は断然、遊歩道をおすすめします。おがみ山公園には、ウォーキングコースがありますから、地図に沿って1492メートルの散歩道を楽しんでください。
おがみ山公園で、まず出迎えてくれるのはアカギです。太い幹が赤みを帯びているので、アカギというそうです。このアカギの木には、秋になると茶色の実がなります。食べられるのだそうですが、渋くて美味しくはないそう です。
おがみ山公園内には、実のなる植物がたくさんあります。毒を持つ危険な植物の実が落ちていることもあります。ミフクラギといって、熟すと見た目はマンゴーのように赤くなります。ミフクラギという名前の由来は、目に入ると膨らむよということで、ミフクラギと言うのだそうです。
誤って食べてしまったという事故もあるので、実が落ちていても、決して触らないでくださいね。でも見る分には、南国らしい鮮やかな色で可愛い形です。
もう一つ触ってはいけない植物を紹介しておきましょう。
ヌルデというウルシ科の樹木です。このヌルデですが、日本全域に生息していて、昔は、ウルシのように塗料として使われたり、化粧品の役割も果たしていたそうです。しかし、合わない人は、ウルシ同様にかぶれたりしますから、安易に触ってはいけません。
ウォーキングコースを更に進んでください。突き当たりに、トイレがあって、左右に道が分かれる分岐点があります。少し遠目から上を見上げてください。大きなガジュマルの木があります。枝が何本も絡み合って手を広げたような、本当に面白い形をしています。
ガジュマルは観葉植物としても人気で、「多幸の木」「幸せを呼ぶ木」とも言われています。一方で、「絞め殺しの木」と呼ばれる木の仲間でもあります。絞め殺しの木と言われるのは、何本もの幹の内側に巻き込まれてしまうと、中の植物は枯れてしまうのが由縁です。おがみ公園の中には、面白い形のガジュマルの木がたくさんありますから、楽しんで鑑賞してください。
最後に鹿児島県の木、クスノキを紹介しましょう。
皆さん樟脳をご存知でしょうか?衣服の防虫剤で、昔はどこの家庭のタンスにも入っていました。この樟脳ですが独特の匂いがあります。衣替えのときには風通しをしておかないと、樟脳の匂いで頭が痛くなったものです。この樟脳がクスノキから作られるのです。
その昔、鹿児島は樟脳の有数の産地だったため、今でもクスノキがあちこちにあるのです。クスノキを見かけたら、葉の裏側の匂いを少し嗅いでみてください。懐かしい匂いがするかもしれません。 その他にも、おがみ山公園には亜熱帯植物がたくさんあって、プチジャングルに訪れたような感覚です。おがみ山公園で、もっと見たい!と思った方は、名瀬の街を飛び出して、奄美の自然を堪能しに行きましょう。
おがみ山公園 大島紬
おがみ山公園の南に行くと本場大島紬泥染公園があります。
大島紬の「大島」は、奄美大島の「大島」であることからも分かる通り、ここ奄美大島は、大島紬の産地です。
大島紬は、フランスのゴブラン織り、ペルシア文化圏のペルシャ絨毯と並び、世界三大織物の一つとされるほど、世界に認められた織物です。
大島紬の歴史は古く、734年の東大寺献物帳に「褐色紬」が記録されています。今から1300年以上も昔から、作られていたわけですね。奄美大島は、その位置の利便性から古来より、大陸の文化が流入していたためです。一説によると弥生時代から存在するという説もあります。
大島紬は、生糸を奄美の泥で何度も泥染し、生糸の色の違いで模様を織り込んでいきます。その細かさと、絹の滑らかさが独特の風合いを産んで、繊細な反物が出来上がります。
とはいえ、せっかく大島紬を着るチャンスがあれば、積極的におしゃれしてでかけたいものです。落ち着いた色のトーンが多い大島紬ですから、例えば、授業参観や同窓会などで、周りに少しだけ差をつけてみるというのはいかがでしょうか?一目置かれることは間違いありません。
名瀬の街には、大島紬を扱っているお店がいくつかありますから、立ち寄ってみてください。
着物初心者の方でも、気負わずに自分の好みの着物を選んでください。大島紬はあくまでも、普段着なのですから、そこは自由でいいのです。身につけてお出かけするだけでウキウキするようなものが一番のはずです。 奄美市からは少し離れますが、大島紬観光庭園(大島紬村)まで足をのばせば、製造過程を見学したり、泥染めを体験したりすることができます。
おがみ山公園 展望台
ゆったりと、お散歩を楽しみながら進むと、展望台広場につきます。
おがみ山公園の一番見ごたえのある景色は、この展望台から見る名瀬港でしょう。本土では見られない透き通ったエメラルドグリーンの海が見えます。初めての人は、空の色と同じくらい明るい海の青色に驚くことでしょう。
展望台まで、遊歩道を通ってきたとしても、階段を登ってきたとしても、結構急な勾配ですから、じんわり汗をかきます。しかし、この景色を見たら爽快感で疲れが吹っ飛びます。
足に心地よい疲労感を感じながら、街を見下ろせるベンチに座って、しばしこの景色に心を奪われましょう。
昼間なら水平線、夜なら夜景、雨に煙る町並みと港を見下ろすのもロマンティックです。
遊歩道を抜けてくると、展望広場は、意外と広くて平地に整えられていますから、開放感で満たされます。
ここに立つと、おがみ山が奄美の人たちに愛されているのだということを肌で感じることができるはずです。 展望台からみえる海では、様々なマリンスポーツが楽しめます。ダイビングスーツを着て海に入れば、色とりどりの熱帯魚やサンゴ礁が熱帯の海で出迎えてくれます。運が良ければ、ウミガメやイルカに出会えるかもしれません。ヨットクルーズもありますから、ホエールウォッチングに出かけるのもいいですし、サーフィンを楽しむのも最高です。奄美大島の海は、1年中温かく流れが比較的穏やかですから、いつでもマリンスポーツを楽しめます。
おがみ山公園 標高
おがみ山の頂上は97メートルで小高い山の上にあります。山としては小さいですが、歩道が整備されていて、ウォーキングを楽しめますし、頂上から見る景色は、誰もが感動します。
このあたりは、鶏飯(けいはん)が有名ですから、頂上から名瀬市街を見下ろしたときに、看板があったら、山を降りたときにぜひ立ち寄りましょう。
山はジャングルのように木々に覆われており、公園の中には、「ハブに注意」の看板がありますので、十分な注意が必要です。また、頂上までの道のりは、結構ハードですが自動販売機はありませんから、飲料は持参してください。 おがみ山は、古くから聖林として信仰の対象とされてきた場所です。そのせいなのか、遊歩道の鬱蒼とした木々の中を一人で通っていると、昼間でも薄暗い感じがして時々怖くなることがあります。
おがみ山公園 記念碑
復興記念広場には、復興記念碑が建てられています。この記念碑について説明しましょう。
奄美大島を含む奄美群島は、第二次世界大戦のあとの8年間アメリカに統治されていました。
米国統治の間、奄美の人たちは日本本土との往来を制限され、食料の価格も高騰し、食べ物も衣料もない、過酷な状況に置かれていたのです。
市町村長会議では、日本復帰嘆願が決議され、その旨がアメリカ軍に伝えられました。アメリカ軍は、住民運動を恐れて言論・集会・出版の自由を規制しました。終戦の日を迎えても奄美の人々には戦争は終わっていないも同然だったのです。
そんな中、住民の間では奄美群島祖国復帰運動が起きて、翌年の1951年には、奄美大島日本復帰協議会が結成されます。その、奄美大島日本復帰協議会の代表が泉芳朗氏です。
泉芳朗氏を含む多くの奄美の住民達は、署名運動やハンガーストライキを行い、日本への復帰を主張します。このハンガーストライキは5日間の断食を行うという過酷なもので、今でも無血の民族運動として、誇り高く、語り継がれています。
その間、泉芳朗氏は1952年に名瀬市長に当選し、1953年には奄美群島は、正式に日本に復帰します。
おがみ山公園 アクセス
奄美大島へ行くには、飛行機かフェリーでいけます。
飛行機
奄美大島の北部に奄美空港があります。
東京(羽田、成田)、大阪(伊丹、関空)、福岡、鹿児島からは、直行便で行くことができますし、名古屋からも鹿児島経由の便があります。また、近くの離島にも奄美空港からJALから便が出ています。
奄美空港を出ると、名瀬市街まで車で50分ほどかかります。空港からバスも出ていますが、島での移動を考えると、レンタカーにすべきです。軽自動車なら1日3000円ほどで借りられます。ただし、島内は主要道路が国道58号線に限られてしまい、渋滞に巻き込まれることもしばしばあります。アスファルトで舗装されていない道路もありますから注意が必要です。
フェリー
おがみ山公園に近い港は、名瀬港があり、奄美大島の南部には、古仁屋港があります。
観光客の最も一般的なルートは、鹿児島から名瀬港に入るルートです。フェリーだと車ごと乗ることが可能なので、旅をしている人には便利ですね。一般の大人一人だと安い場合で9220円で、車ごと乗ると28920円(一番小さい車とした場合)です。
移動には11時間程度かかります。毎日上り便1便と、下り便1便が名瀬港に寄港します。 いずれの移動手段をとっても、時間がかかりますから、計画的に利用しましょう。